<はじめに>
時に2026年8-9月のシーズンM-5。
筆者は到達したことのない、『3桁』に足を踏み入れた。証拠画像はこちら。

これにはそれなりに深い訳があるので、こうしてここに書き綴ろうと思ったわけである。
※先に、せっかくパーティ構築のアドバイスをくださったいりぼうさんには、誠に不甲斐ない顛末となってしまったこと、お詫びします。
<事の発端〜未踏の3桁まで>
シーズンM-5某日、あまりにもシングルバトルが勝てなくて、懇意にしてくださっている方にアドバイスをいただいてパーティを再編。メガリザードンXを軸にしたパーティで、レート1600台から再スタートを切ったところだった。最初は二連勝したはいいものの、そのあとは10戦ほど対戦を重ねども勝ち越しができなくなってしまった。
ここなら普通、ポケモンは変えずに技構成や努力値配分を見直す、或いは補完枠で入れていたポケモンのみを変えてみるなどで試行錯誤をするのが対戦で勝ち上がっていくのに必要なことであるとは、頭ではわかっている。(この方針がすでに間違っているということなら、もうどうしようもないし、『そういうこと』だということでご解釈いただきたい)
だが、今回に限ってはそうはならず、『もういいや』となってしまった。その理由を自分なりに考えてみたが、どうも一つにまとまらない。筆者がパーティを変えたところで勝つビジョンがもう見えない、かといって他人に構築を1から10まで委ねるのはその他人に迷惑だし仮にやってもらったとしてそれを私がうまく運用できるかは別の話、そもそもの話これ以上やり込むと生計に支障をきたす予感がした、などといろんな理由が考えられるが、多分これの全部だろう。
どうせ勝つ気がないなら、レート配りおじさんになろうと、初手降参を繰り返した結果がこれである。筆者が今までに足を踏み入れたことすらないレート3桁まで、深みに入ったのである。来シーズンもこれをやるのかは私の気分次第だが、得られたことは三つ。
①レート配りおじさんになれたのは序盤のみで、ここまで落ちるとその意味があるのかどうかは、正直疑問だった。
②落ちるところまで落ちると、相手のレートを見ては『お、980!?俺より下やん俺ももっと落としたろ!』という謎のモチベーションが生まれることが判り、案外精神衛生は悪くない。
③今まではマッチング開始から妙な緊張感で締め付けられる感覚があったが、これをやってる間はそんな緊張感はゼロ。レート帯4桁に戻れればそういう感覚も戻るのかもしれないが、緊張感ゼロの感覚は忘れたくないと思った。
<それでもポケモンチャンピオンズを…>
他人から見れば自棄になったと見える、というかそれは事実だし下手な弁明をするつもりもない。そんな行為をした筆者ではあるが、来シーズンも涼しい顔をしてランクバトルに参加するつもりではいる。それはなぜか。
①シンプルに来シーズンが楽しみ
メガZやセグレイブ、ゴリランダーを含めた新内定ポケモンの登場にワクワクが止まらない。これはもう、今シーズンのランクバトルに精神を砕くよりも、来シーズンに気持ちを向けて時をまったりと待つ方が生計に支障が出ないし精神衛生もいい。
②ポケモンバトルとの向き合い方について
10年以上前から、ポケモンバトルというものに対してただならぬ想いと蓄積を持ち続けた筆者だが、この10年の間でレート戦での結果が大成した実感を得られていない。こうなれば、自分にはセンスや才能がないとみて距離を置くのが普通だろうし、2016年の筆者は実際にそうした。それもあって、ポケモンサンムーンからポケモンソードシールドまで一切ポケモンに触れなかった。ポケモンレジェンズアルセウスやポケモンスカーレットバイオレットにて緩く復帰はしたものの、こちらもただ流行りに乗っただけの復帰にとどまった。
今回、バトル専用ツールという形式のチャンピオンズの実装ということで、本流のポケモンとは別ベクトルでポケモンバトルというコンテンツを続けようという運営側の意思が表明されたと筆者は見ている。筆者も、忘れた頃にポケモンバトルの動画を見返したり最新のトレンドのポケモンバトルの動画をこの10年以上もの間、細く長く続けてきた。筆者にとってのポケモンバトルはすなわち――。
<ポケモンバトルは、野球>
筆者と同じかそれ以上の世代のお父上(またはご自身)が、家のテレビの前で野球中継を見ては余暇を過ごす姿に心当たりのある人は多いことだろう。筆者がポケモンバトルの動画を見ているのはまさしく、これと同じ感覚である。『ここの場面ではこれでしょ!』『今の流行りはやっぱりこれだな!』とかを画面の前で一喜一憂する姿は、まさしく一致すると思う。
加えて、ポケモンバトルは参加するハードルがとても低い。自分でポケモンバトルをする際は、『いつもは野球中継を見ているオヤジが、晴れて気が向いた日には草野球に出かける』感覚なのである。
筆者にとって、ポケモン対戦動画は『野球中継』(ライブ配信であれば意味合いがもっと近いだろう)で、自分でやるポケモンバトルは『草野球』なのだ。
<終わりに、ポケモンバトルとの向き合い方>
コンテンツを推し続けることは、簡単なようで実は一定の苦痛を伴う。筆者は機動戦士ガンダムシリーズもこよなく愛しているが、新作が出るたびに、行き過ぎたファンを観測するたびに苦痛を伴ったが、今ではその苦痛を伴う変化こそが生き残り続けるコンテンツの力と悟った今では、一定の距離を保ったままガンダムを推し続けることができている。
ポケモンバトルにおいても、筆者は持つべき適正な距離感がある気がしている。それは、ポケモンバトルという海から離れることではない。波打ち際でさざなみに転がされながらそれを楽しんだり、気が向いたら沖まで泳ぎに行っては荒波に揉まれに行く。疲れたら波打ち際に戻る。そんな距離感が、(筆者の推しポケモンの1匹である)タマンタゆかりのさざなみのおこうの原産地でチャプチャプ遊ぶ距離感こそが、筆者にとっての適正な距離感なのだろうと自覚できた。
今日も今日とて、さざなみのおこうでも焚きながらシーズンM-6到来を待ちつつ、ポケモンバトルに興じたい。
































